山水電気 民事再生法 倒産 [企業]
山水電気 民事再生法 倒産
オーディオ機器メーカーの名門である山水電気が民事再生法の適用を申請しました。
山水電気は2日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理されたと発表しました。
昨年末の負債総額は2億4765万円で、東証は5月3日付で上場廃止になる予定です。
同社は1944年の創業で、会社設立当時はトランスの生産・販売がメイン事業でした。
1969年には海外向けに商品化されたレシーバ が米軍ので大ヒットし、
オーディオ機器生産・販売へシフトしています。
その後、オーディオブーム全盛の頃にはステレオアンプ技術で名門として知られるようになりました。
しかしオーディオブームの衰退、バブル崩壊後の景気低迷、デジタル化の波の影響を受けて経営が悪化。
2001年(平成13年)より香港の嘉域集団有限公司から、財政支援を受けるようになりました。
しかし、嘉域集団有限公司が昨年の5月に経営破綻しました。
山水ではこれに代わる企業からの資金調達をしてきたが、結局めどは立ちませんでした。
この影響で、予定していた株主総会も開催費用不足で延期となりました。
この事態を受けて、豪商が監理銘柄に指定し、投資家に注意喚起するに至っていました。
山水電気のオーディオと言えば、私の親の世代にとっては憧れのオーディオ
機器メーカーだったそうですね。
企業である以上、栄枯盛衰があるのは当然なのですが、
かつて名門といわれた企業がまた一つ無くなるのは寂しいものですね。
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