無知の知 田中直紀

無知の知　田中直紀

野田内閣総理大臣は5日の参院予算委員会で
哲学者・ソクラテスの言葉を引用して
田中直紀防衛大臣の迷走を擁護したそうな。


自民党の山本一太氏がこれまでの田中氏の
問題発言を列挙して批判したのに対し、

首相は

「無知の知ということもある。」

「（田中氏は）率直に知らないことは知らない
と言うが、（法律一つ一つの）条文までは
分からなくても判断力はしっかり持っている。
私は適材適所だと考えている」

と強調したそうです。


えーと。
どこからつっこめば良いのか？



まずは、「無知の知」の使い方ですね。



ソクラテスの言う所の無知の知は、


「自分自身が無知であることを知っている人間は、
　自分自身が無知であることを知らない人間より賢い」


「真の知への探求は、まず自分が無知であることを
　知ることから始まる」

という意味で使われますね。

日本のリーダー達が集まる国会の場で使うことが
適切なのでしょうか。



また、現職の防衛大臣を「無知である」と
認める総理大臣。


それで良いのだろうか？


そんなんで日本の防衛のリーダーが務まるのか？


ちなみに首相は、答弁のたびに官僚に支援を仰ぐ
田中氏の姿が「２人羽織」と揶揄されていることにも

「質問の数が多ければ周りのスタッフはサポート
しなければならない」とかばったそうです。


この二人の関係は何なのだろう（笑）

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